一昔前までは有名人と言ったらテレビの中の人でした。
しかし今はSNSがあることによってSNS上の有名人が誕生し、同時に誰もが有名人になれるチャンスを握っている時代になりました。
ということは、当然競争率は高まりますよね。
多くのインフルエンサーがいる中で、どのように差別化して目立てるか…
今回は薬剤師であり、モデルとしても活動する菊池遥香さんにインタビュー。
薬剤師からどのようにしてモデルになってSNSでフォロワーを増やしたのか、その極意を聞いてきました。
菊池遥香
薬剤師・モデル。薬剤師の資格を取得後、CRA(臨床開発モニター)として就職。ライブ配信をメインの活動として、SNSにて低身長向けファッション、カフェやグルメ等を発信。ブライダルモデル全国大会出場。
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目次
ライブ配信からコアなフォロワーへ
会社員だった菊池さんがどのようにして今のようにフォロワーを増やしていったのかなど、Instagramの伸ばし方を聞きたいです!
Instagramを伸ばすにはLINE LIVEですかね…
LINE LIVEですか…?
はい。
2年ほど前からライブ配信を毎日しているんですけど、そこでInstagramの宣伝もしたりするんです。
ライブ配信のリスナーの方がフォローしてくれるってことなんですね。
結構多いんですか?
数でいうとものすごく多いというわけではないんですが…
そこからフォローしてくださった方ってすごくアクティブなことが多いんですよね。
どんな投稿にもいいねしてくださるんです。
なるほど。
フォロワーというか菊池さんのファンだから常に反応してくれると…
そうなんです。
Instagramのフォローにも繋がりますが、舞台とかイベントとか現場にも応援しにきてくれるんですよね。
Instagramも伸びるし、芸能活動自体も応援してもらえる
やっぱりそうですよね…
でもInstagramの投稿もライブ配信も続けるのって結構大変じゃないですか?
大変な事もありますけど、ファンの方とのコミュニケーションってモチベーションになるんですよね。
たしかに…
それでも継続できるってすごいなと思います。
あとは今やめたところでデメリットしかないし、続けたらメリットがあるって思ったら続けられるかなと思います。
続ければ続けるほどやめるデメリットは大きくなりますもんね。
そうです!
最初だけ頑張って続けられれば乗り越えられると思います。
走り出しだけ頑張れば…!
フォロワーが少なくて仕事のチャンスを逃した
そもそもInstagramに力を入れようと思ったのはなぜなんですか?
やっぱり芸能活動をしていく上でSNSのフォロワーさんが多くないとそもそもお仕事をいただけないんですよね。
たしかにそうですよね…
そう思った出来事とかってありますか?
それこそLINE LIVEでの出来事なんですけど…
LINE LIVEってイベントがあるんですよね。
このようにオーディションなどが開催されている
優勝するとある企業さんの広告になれるという特典のイベントに参加したんです。
そしたら私1位になったんです!!
すごいですね!!
ただ実際には1位から3位の人を面接して最終的に広告になれる人を選ぶというもので…
その時はわたしフォロワーが500人とかで…
最終的には3位のフォロワーが3000人ぐらいいる人が選ばれたんです。
ええ…
それはめちゃくちゃ悔しいですよね…
そうなんです。
悔しすぎて…
そこからInstagramに力入れようと思って本気出して、3ヶ月で1万人ぐらいまで伸ばしました(笑)
えー!!と大声で驚いたインタビュアー深谷と筆者
すごすぎです。
負けず嫌いなんですよ(笑)
それに芸能活動頑張りたいって思いも強かったので。
芸能活動は社会人になってから始められてますよね?
そこには何か理由があるんですか?
大きなきっかけは最悪な彼氏との別れです(笑)
ええ…めっちゃ気になる
どういうことですか?笑
小さい頃から芸能界には憧れていたんですけど、親に大学にいって資格は取りなさいと言われていたのでとりあえず薬剤師の資格が取れる大学に進学したんです。
そこで出会ったあるヤバい男性に依存しすぎてしまって…
すっかり自分の夢を忘れてしまってたんですよね。
そんなに夢中に…
はい。
もうその人が第一優先で自分のやりたいこととか全く考えなくなってたんです。
結局別れてしまったんですけど、そしたら急に何したらいいかわからなくなってしまって。
全てを捧げた男性がいなくなったことから生まれた喪失感
そこで自分って何がしたかったんだっけ?って考えて、芸能活動がしたかったんだってことを思い出したんです。
別れたことでちゃんと自分のやりたいことと向き合えたんですね。
そうですね。
遠回りしてしまいましたがその経験が今語れるエピソードにもなってるので結果的にはよかったと思います。
悔しい経験や苦い経験をバネに活動してきた菊池さん
コンプレックスをみがいて個性に昇華する
菊池さんのSNSを見ていて気になったのが、一重メイクとか低身長コーデとか…
他のモデルさんとは違う発信が多いなって思いました。
その辺はどのように考えていますか?
今、表舞台に立っている人って目が二重でぱっちりした人が多いじゃないですか。
なんか個性がない時代だなって思ってしまうんですよね。
二重至上主義な世の中…
みんなが同じ顔を目指している感じがして…
それがすごく嫌なんですよね。
なんとなくわかります。
だから一重でもそれを活かせるメイクがあることとか背が小さくてもファッションは楽しめるってことを発信していきたいなって思ってるんです。
なるほど。
実際にご自身はコンプレックスに感じたことはないんですか?
昔はコンプレックスでした。
ずっと整形したいと思ってましたし…
でもそれよりも個性がないのが嫌だなって気持ちの方が強くて。
それから芸能活動をしていく上では個性がないとピックアップしてもらえないんですよね。
個性がない時代と言いつつも結局、個性は求められますもんね…
そうです。
それで私の個性はなんだろうと思った時に一重だったり低身長なことっていうのが個性になるなと…
個性ってなんだろうって思った時にこれから身につけようって思っちゃう気もするんですが…
自分が既に持ってるもので頑張ろうって思ったのはなぜですか?
私が芸能活動を始めたのってつい最近で、これから新しく何かを身につけようって時間はもうないと思ったんですよね。
それに私は薬剤師っていう変わった肩書きもあるので、薬剤師でモデル・一重・低身長ってところで個性を出せるかなって。
十分すぎるぐらい個性持ってた
薬剤師モデルっていうだけでもかなり目を引きますもんね。
元々は医療一家で芸能活動をする前に資格を取りなさいって言われて薬剤師の資格を取りましたが、それも一つの個性になっているし、自分の武器だなって思います。
育った家庭のせいで芸能界を目指せなかったってならずに、その環境も生かしつつ今の活動をされているのがすごいと思います。
捉え方次第だと思うんですよね。
見た目とか育った環境をコンプレックスだと思ってしまえばそれまでですが、それを個性だって捉えられればできることは広がると思います。
有名になるためには(フォロワーを増やすには)芸能界でもSNS上でもやっぱり個性が必要。
菊池さんのお話を聞いていると個性がない人はいないんじゃないかと思いました。
捉え方によって、個性になるし、それを磨けば大きな魅力になる…
ついつい周りの環境に流されてしまったり、トレンドを追ってみんなと同じものを目指してしまったりしてしまいますが、ありのままの自分を受け入れてそれをどう魅力的にみせるかを考えることが愛されるための一歩なんだと思いました。
SNSの細かい分析や伸ばすテクニックと合わせて、自分自身の個性を改めて考えてみることってすごく大事なんだなと勉強になりました。
菊池さんのポートフォリオをチェック✅