高校生がお金を稼ぐと聞いてどのように稼ぐイメージが浮かびますか?
アルバイト、芸能活動、インフルエンサーなどでしょうか。
しかし最近は大人と同じようにビジネスで稼ぐ高校生がいます。
今回は高校生にして月商100万円超えのクリエイター、コンドウハルキさんにインタビュー。
お金の稼ぎ方を教えてもらいました…!
コンドウ ハルキ
WEBデザイナー。中2で起業しビジネスを始める。マーケティングを活用し売上を爆発させるデザイン制作のプロ。Twitterはこちら。
目次
高校生が大人と対等に仕事?!秘訣は…
あの…まず本当に高校生ですか?!
高校生ですよ(笑)
17歳です。
すごすぎます…
昔からデザインとかビジネスのセンスとか才能があったんですか?
う〜ん…
センスって生まれ持った才能だけじゃないですよ。
ええ…いきなりぶっ刺された
センスって日常から学び取ることで磨かれると僕は思ってて…
日常から学び取る…?
はい。
そもそもデザインをやるにあたって、改善点を見つける力と改善する力の二つが肝だと思うんですよ。
デザインの中で違和感を見つける。
見つけたらその部分はどういうふうに変えるのか。
どういう装飾が最適解なのか…
そういうことを考えて改善していくことが大事で。
なるほど…
それがいわゆるセンスだって言われる部分なのかもしれないですけど、これってインプットによって培われる力なんですよね。
たしかに。
インプットを日常からされるんですか?
はい。
例えば、駅とか電車内の広告を見て、「これはどういうターゲットにどういうメッセージを伝えたくて、そのためにどういう装飾や切り口でやっているのか」ってことを考えるんです。
それを高校生が考えてるって…
めっちゃビジネスマンですね…
すごい。
でも電車って中学生でも高校生でもみんな乗るじゃないですか。
だから誰でもできますよ。
まぁ、確かにそうですよね…
やろうと思うかどうかの問題ですもんね。
高校生の時はただサッカーボール追いかけ回してた…
コンドウさんって普通の高校生に比べて大人と関わる機会が多いじゃないですか。
なんか意識してることとかってありますか?
意識してることですか…
なんだろう。
イケダハヤトさんや迫さん、やまもとりゅうけんさんなどビジネス系インフルエンサーたちとの関わりも。
やっぱ大人と対等に渡り合っていくには強く見せたり大きく見せることとかが大事なんですかね。
いやいや、逆ですよ!!
どんなに見栄はっても僕は高校生であることに変わりないですから。
あれ、また的外れた…?
さっきの日常から学び取ることの延長線上なんですけど…
例えば今、インタビューを受けてるわけですけど、僕の中の発見としてはまず、初対面なのにペラペラ話せるなってことなんですよね。
はい…
で、じゃあなんでペラペラ話せるんだろうって考えた時に、それはインタビュアーの深谷さんが聞き上手だからなのかもしれないと。
突然褒められた深谷
そこで終わるんじゃなくて、じゃあ深谷さんは実際にどういう動作をしているのかとかどういう相槌を打っているのかとか…
具体的な行動を抽出してそれをまた抽象化して自分に落とし込むってことをやってるんですよね。
なるほど…
それが大人と関わる上で意識していることなんですね。
はい。
それやってると実績のある人なり、能力がある人と関わった時に、その人から学びを得られるんです。
高校生だろうが大人だろうが大事な姿勢ですね。
はい。簡単にいうと上にいこうとする姿勢ですね。
その姿勢があればいろんな人や物から学び取ろうとしますから。
最高月収100万円の秘密
高校生ながらめちゃくちゃ考えてるなってことがわかりました。
そこで、僕にお金の稼ぎ方教えてください!
10歳以上年が離れてます、この二人
いいですよ(笑)
お願いします!!
じゃあ例えば、5万円でデザインの仕事を受けてるとするじゃないですか。
それを30万円まで単価をあげるにはどうしたらいいと思いますか?
え、デザインスキルをあげるとか…?
それもそうなんですけど、もっと効率的な方法です。
なんかオプションつける!
違いますね。
枚数を増やす!
それ効率的じゃないですよね(笑)
…
見事に外しまくった深谷
全然的外れなわけじゃないんですけど、僕が着目してるのはデザインそのものではなくてデザインが生み出す利益なんです。
なるほど!
5万円のデザインの場合売り上げが10万円になるとします。
そしたら利益は5万円ですよね。
はい。
30万円のデザインの場合は売り上げが100万円になる。
ということは利益が70万円です。
依頼主にとってどっちがいいと思いますか?
30万円のデザインですね!!
そうなんですよ。
だから単価上げるのは簡単なんです。
データとって証拠を出してその通り結果出せばいいだけなんで。
たしかに…
でもそのロジックにどうやって気づいたんですか?
そうですね…
一つクライアントワーカーとしてレベルが上がったなって思ったきっかけがあるんですけど
全然関係ないですがお水飲む時だけ急に子供らしくなるコンドウさんかわいい
2,000円ぐらいでTwitterのヘッダー画像のデザインの仕事を受けてたことがあって、いつも通り依頼があって「詳細教えてください」って言われたので詳細を送ったんですよ。
そしたら「やっぱりお願いするのやめます」って言われて…
ええ…
なんで?!って感じじゃないですか。
そしたらその方に「Twitterのヘッダーを依頼する人ってヘッダーが欲しいわけじゃないんだよ」って言われて。
ヘッダーを依頼する人はヘッダーが欲しいわけじゃない
Twitterのヘッダーを依頼する人はTwitterのフォロワーを伸ばしたいってことなんですよね。
Twitterを伸ばすためにヘッダーが必要だから依頼してるわけで。
なるほど…
伸ばせるヘッダーじゃないと意味がないと。
そうです。
Twitterのヘッダーを作ることに着目するんじゃなくて作ったその先の結果が出るようなヘッダーを作りますって見せ方をしたほうがいいんだってことがわかったんですよね。
これが価値提供だ!
いやあ、勉強になりました!
高校生クリエイターが思う今アツいSNS
Twitterのコンサルもされてたということですが、若いビジネスマンであるコンドウさんから見て今きてるSNSってなんだと思いますか?
今はInstagramじゃないですかね。
やれば伸び放題ですよ。
そうなんですか?
一時期のYouTubeみたいにInstagramは結構アツいと思いますよ。
それはなんでなんですか?
伸びる一定のアルゴリズムがあるんですよね。
あとは何かしらの商品を販売するときって集客して教育して販売するっていう手順があるじゃないですか。
はい。
今までTwitterを主戦場でやってきた人たちってTwitterでフォロワーを増やして集客してツイートでその商品を購入する目的みないなものを教育して販売するみたいな流れだったんですよね。
そうですね。
でもツイートって所詮140文字だから限られてて教育の部分が難しいんですよね。
もっと強く教育するってなるとこれまではYouTubeだったんですよ。
動画で詳しく説明できるから。
でもYouTubeってTwitterに比べると、見るまでちょっと壁が高いじゃないですか。
たしかに。
InstagramはTwitterとYouTubeのいいとこどりをしたSNSだと思うんです。
10枚の画像でTwitterより強く教育できるし、YouTubeより見やすい。
そう考えると確かにInstagramアツいですね。
リールもありますもんね。
そうなんですよ。
でもまだ伸びててかつデザインもちゃんとしてるアカウントってそんなに多くないんです。
だからちゃんとデザイン決めて戦略立てて今から始めれば完璧です!
「なので依頼ください!」byコンドウさん
実はLINEスタンプがあるコンドウさん。「はるきのニートスタンプ」発売中
僕、もう28歳なんですけどちょっと古い側に入りつつあるなと思いました…
例えば今からYouTubeやるぞっていうのももう遅いわけじゃないですか。
やっぱどんどん新しいものを取り入れたほうがいいですよね。
でもそれはどっちでもいいと思いますよ。
また外してしまった…
流行り廃りもまあ大事ですけど、もっと大事なのは自分が成し得たい目的であって。
目標の売り上げを達成するために十分な集客力があるものであれば新しかろうが古かろうがどっちでもいいと思います。
なるほど…
また勉強になりました!!
同年代へのアドバイス:鍵となるのは「親」の存在
今日はたくさん教えていただきありがとうございました!!
とても勉強になりました…
最後にコンドウさんと同年代の中高生でこれからビジネス始めようと思ってる方にアドバイスがあれば教えていただきたいです。
同年代か〜。
それでいうと親の理解を得ることですかね。
やっぱり未成年の壁って大きいんですよ。
例えば100万円の案件が取れて契約書を交わしても親がNG出したらそれなしになっちゃうんですよ。
そうなんですね…
それはきつい。
だから親にちゃんと自分のビジネスのことは理解してもらったほうがいいです。
もしすぐに理解してもらえなくても、理解してもらおうという姿勢を取るだけでもしたほうがいですね。
そこで反発しても結局うまくいかないので。
なるほど。
コンドウさんだからできるアドバイスですね。
未成年クリエイターの皆さん、親御さんとはなるべく対立しないように…!
あとは最初に話した日常から学び取って改善していくこと。
これができれば大丈夫だと思います!!
中学生で起業して月100万円以上稼ぐ高校生って…
生まれ持った才能とスキルがすごいんだろうなというイメージでしたが失敗もしながら常に学び、上にいく姿勢を崩さないからこそ培われたスキルだったのだと思いました。
そういう意味では年齢は関係ない。
学生だろうが社会人だろうが、上昇志向があれば誰だって可能性があるんだと気付かされました。
今回は高校生が大人をバッサリ斬っていくという企画の元、インタビューをさせていただきましたが、実際のコンドウさんはとても礼儀正しい真面目な方でした。
ちょっとした茶番にも協力していただき、非常に楽しいインタビューとなりました。