骨を埋める覚悟でひとつの会社に所属して同じ仕事を一生続けていきたいですか?
日本では昔からひとつのことを続けることが美徳とされてきましたが最近はそんなこともなくなってきました。
その時に自分がやりたいことをして気が変わったら無理に続けずに別のことをしてみる…
そんな働き方ができたらずっと楽しそう!
今回はYouTubeチャンネル「しゅくろーから夜ふかし」のメンバーで映像クリエイターのセカイ監督にインタビューしました。
映像を始めたきっかけやクリエイターとして大事にしている考え方を聞いてるうちに自分らしくはたらくための大事な考え方が見えてきました。
セカイ監督
映像クリエイター、YouTuberでYouTubeチャンネル「しゅくろーから夜ふかし」のメンバー。過去に短編ドラマ制作チーム「インスタントシネマ」を立ち上げ、『厨二病学園』で注目を集めた。企業PRや広告制作に携わることも。また日本最大級のクリエイターシェアハウス「ハウスイズ」を運営 している。
目次
最低ラインがわかれば苦手なことをやらずに挑戦できる
僕も映像をやっているのでクリエイターとして色々学べればと思いまいます…!
まずセカイ監督が映像を始めたきっかけってなんだったんですか?
最初はただ友達と遊ぶきっかけをつくりたかっただけなんです。
遊ぶ言い訳を作りたくてたまたま使ったツールがTikTokだったりYouTubeだったんですよね。
なるほど…!
じゃあ映像で遊んでいくうちにせっかくならいろんな人に届けいたいみたいな…?
そうですね。
お金に全くならないのもまずいのでやっていく中で見てもらえる努力はするようにしました。
でもスタートは”遊ぶための言い訳”でしたね。
今は好きなことが仕事になっているというわけですね。
はい。
遊び=仕事にするっていうのをずっとテーマとして掲げてきたので…
めっちゃいいですね。
遊びが仕事になるってどんだけハッピーなんだろう
でもYouTubeって最初のうちお金を稼ぐって難しいと思うんですけどその時期はどうしてたんですか?
最初の頃はバーの運営とシェアハウスの運営をして身銭を稼いでいました。
早く遊びだけに切り替えたいな〜って思いながらそのころはやってましたね(笑)
ちなみに就職とかは考えたことはないんですか?
大学生の頃とかは少し考えたんですけど…
僕には絶対無理だなって思ってたんですよ。
無理…
はい。
僕高校受験失敗してて大学も行きたい大学に行けなかったんですよね。
初めて努力した受験で失敗してこのままいったらどこにも就職できないんだろうなって。
それに僕は学年トップの遅刻率と欠席率だったんで…
学校に時間通り行けない奴が会社員になれるのかって不安もあったんです。
なるほど…
それで就職はしなかったんですか。
ただ不安はあったけど僕も大学卒業したら当たり前に就職するもんだとは思ってたんですよ。
そうなんですね!
意外…
でも僕大学在学中にトータル3年間海外に留学したんですけどそれがきっかけで就職しないことを選びました。
留学した理由は「頭がいい人はみんな留学してると聞いたから」だそうです
海外では朝から犬連れて公園で本読んでたりとか…
すごいみんなのんびりしてて。
話聞いてみたら働いてる時間がめっちゃ短いんですよ。
確かに日本は海外に比べて労働時間が長いってよく聞きます。
そうそう。
もちろん海外にもずっと仕事してるみたいな人いると思うんですけど、身銭さえ稼げればいいって感じで楽しそうにしてる人がすごく多くて。
それみてたらもっと楽に生きてもいいんだなって思たんです。
そこで遊び=仕事につながってくるんですね。
そうです。
実際向こうにいる時にフリーランスで日本語教師をやってたんですけど月に10万円ぐらいは稼げたんです。
10万円あれば生活はできるし生きてはいけると思って就職しませんでした。
ちなみにセカイ監督は根っからの貧乏性で物欲もあまりないんだとか
苦手なことはしないで楽に生きることもできるんだって気づいたんです。
なんか失敗したとしても最悪ここ(月10万円の生活)に戻ってくるだけだしって思ったら肩の荷が降りましたね。
確かに最低ラインを知っていれば色々挑戦しやすいかもしれないですね。
同じことを継続できない…そこで生まれたあるルール
遊び=仕事をテーマにというお話もありましたが、映像コンテンツを作っていく中でのテーマや軸ってありますか?
う〜ん。
なんだろうな…
ぶっちゃけると特にないですね。
ない…
ただ楽しいものとか面白いものを作るっていうスタンスですか?
そうですね。
なんか何をやるかってあんまり重視していないんです。
大義みたいなものは特になくて。
それよりは誰とやるかってところを大事にしていますね。
なるほど。
一緒にいる仲間が大事
「インスタントシネマ」で短編ドラマを作ってる時も仲良かった人たちで集まってみんなが好きなこととかやりたいことを一つの作品にしたって感じでした。
「しゅくろーから夜ふかし」もそうです。
その時一緒にいるメンバーがやりたいことをやってるって感じなんですね。
はい。
みんなで遊びみたいな感覚でやりたいことやって、それをどうしたらお金にできるかってところを考えるみたいな。
「インスタントシネマ」で『厨二病学園』がものすごくバズったじゃないですか。
ありがたいことに…
一回バズったコンテンツってずっと続けていくか、似たような軸で違うコンテンツを作ったりしがちな気がするんですけど、セカイ監督って全然違うことを色々やってるなと思うんですが…
それは何故ですか?
僕、集中力が続かないタイプで…
同じことを継続できない野郎なんです(笑)
なんと…!
僕の中で3ヶ月ルールっていうのがあるんですよ。
3ヶ月ルール?
3ヶ月以内に形になるものしかやらないって決めてるんです。
そうなんですか!!!
はい。
企業PRとかも3ヶ月以内でできるのでやりましたし、カードゲームを作ったんですけどそれも3ヶ月以内で。
なるほど。
短期集中でものを作ってそれを具現化していくみたいな。
だからいろんなことやってるように見えるんだと思います。
ちなみに恋愛においては3回目のデートで決着をつけるらしいです
でもYouTubeって始めて3ヶ月じゃなかなか伸びないじゃないですか。
それは平気だったんですか?
やりたくないことをやらなかったら3ヶ月以上でもできるんですよ。
YouTubeはやりたいからできると…
というか、YouTubeにおいては苦手なことは人に任せてるんです。
企画とか演者として出演するっていうのは僕好きだし得意なんですけど、編集とか苦手なんです。
だから編集は他の人に任せてて。
なるほど。
やっぱ苦手なことはやらないが基本のスタンスなんですね。
そうですね。
得意なことに振り切る
ただ3ヶ月以内にコンテンツとかサービスをどんどん作っていって当たったものを深堀していくってういうのはやっていきたいですね。
そうなんですね。
でもそれも3ヶ月以内に?
一つ一つのプロジェクトは3ヶ月以内に完成させたいですね。
たしかに期限があった方が目標も立てやすいしちゃんとそこに集中できていいかもしれないですね。
はい。
ほんと集中力ないんで僕にはこのやり方が合ってると思います。
集中力がない方はぜひ3ヶ月ルール取り入れてみて…
いいアイディアが浮かぶ行動習慣は…
3ヶ月ルールでどんどんコンテンツ作ってくってなったらたくさんアイディアがないといけないと思うんですが…
いいアイディアが浮かぶ行動習慣ってありますか?
これはマジでコンテンツを見まくるだけです。
なんかアイディアって言葉で伝えるのって難しいじゃないですか。
はい。
でも例えば今回の企画はTikTokの修一郎くんのVlogみたいな感じで撮りたいんだよねって言えば映像が明確に浮かんでくるわけですよ。
たしかに。
でもそれって普段からたくさんコンテンツ見てないと言えないから…
そういう意味でもコンテンツを日頃からたくさん見て頭の中に溜めていって、どこかで引っ張り出すのが大事かなって思います。
コンテンツ見まくろう
例えばどんなコンテンツを見るんですか?
う〜ん。
結構ジャンルはバラバラかもしれないです。
ただYouTubeに力入れてる時はなるべくYouTubeを見るようにしてたりしますね。
あと個人的にはTwitterを見るのが結構いいと思います。
Twitterですか?
はい。
YouTubeとかTikTokって自分の観てる動画に合わせてオススメが出てくるじゃないですか。
でもTwitterは自分の好み関係なしにバズってるものとかトレンドを見れるから。
なるほど。
自分の好みじゃないものでも流行ってるコンテンツはちゃんとみておくことでアイディアの種がストックされていくんですね。
そうですね。
自分の中だけでは思いつかない切り口とかを知れるのでバズるアイディアのベースになると思います。
よしTwitter見まくろう
3ヶ月という期限を設けてプロジェクトを進めていくというルール。
同じことをずっと続けていくことができないから作ったルールだそうですが、期限があるからこそやるべきことが明確になるし集中できていいコンテンツが生まれるんだなと思いました。
ただいろんなことをやるにはアイディア力がないといけない…
そのためにたくさんのコンテンツを日頃から見てアイディアの種をストックする。
今日から真似できそうな行動習慣…筆者も真似してみようと思います。