「人の10倍は失恋している!」 失恋男子しゅくろーさんが”恋愛”というジャンルに勝ち筋を見い出したワケ

自分のやりたいことを成功につなげるにはどうしたらいいのか。
やりたいことだけをやってても需要がなければ続かない…
このバランスを取るのって難しいですよね。

「やりたいことの中で勝てる場所を探す」
今回はその探し方の参考になるインタビューをお届けします。


恋愛系YouTuberしゅくろーさんのインタビュー後編!
前編では、挑戦する上で大事なことは勝てる場所で戦うことと語っていましたが、選んだジャンルは大の苦手だった”恋愛”!!
なぜ”恋愛”を選んだのか、そしてどこに勝ち筋を見出せたのか… その秘密に迫りました。


しゅくろー

YouTubeの総登録者数30万人のYouTuber。個人チャンネル「しゅくろーチャンネル」では、恋愛におけるコミュニケーション術を男性脳・女性脳の観点から発信。また個人チャンネルから派生してメンバー4名からなる恋愛バラエティチャンネル「しゅくろーから夜ふかし」でも活動中。YouTube以外にも株式会社リプコンの代表取締役としてオンライン結婚相談所「ナレソメ予備校」などの事業も展開。

人生最大の失恋を経て気づいたある需要

ふかやん
ふかやん

なぜ、”恋愛”というジャンルでYouTubeや事業を始めたのでしょうか?

しゅくろーさん
しゅくろーさん

きっかけは失恋です
ちょうど、会社を辞めるタイミングで当時付き合ってた彼女に振られたんですよね。

しゅくろーさん
しゅくろーさん

僕、中高男子校だったし、大学時代もずっと片想いで終わってしまったので恋愛経験が全然なかったんですよ。


その彼女は初めてちゃんと両思いになって付き合った彼女だったから、振られたのがすごいショックで…

ふかやん
ふかやん

両思いから振られるのってきついですよね。
ちなみにどれくらいお付き合いされてたんですか?

しゅくろーさん
しゅくろーさん

3ヶ月ですね。

ふかやん
ふかやん

3ヶ月…!!

しゅくろーさん
しゅくろーさん

短いですけども(笑)
でも両思いで振られるっていう経験はその時が初めてでめちゃくちゃダメージが大きかったんですよ。

仕事も手につかないぐらい… 藁にもすがる思いで、ずっとネットで検索をかけてました
「彼女 別れ 阻止」って(笑)

しゅくろーさん
しゅくろーさん

それで、調べまくってるうちに、「あれ…これ需要あるんじゃないか?」って思い始めたんですよね。 僕と同じように悩んでる人ってこうやって一生検索するんじゃないかって。

ふかやん
ふかやん

たしかに…

しゅくろーさん
しゅくろーさん

そういう悩みって友達に相談してもあんまり答え出ないじゃないですか。
だからネットで検索したりYouTube見るしかないなって思うんですよ。

ふかやん
ふかやん

失恋をきっかけにその需要に気がついたってことなんですね。

YouTubeをやって初めて女性にウケた

ふかやん
ふかやん

需要に気がついたということでしたが、インタビュー前半で勝ち筋を見つけることが大事とおっしゃっていたじゃないですか。

恋愛経験が少ない中で”恋愛”というジャンルに勝ち筋が見えたのはなぜだったんですか?

しゅくろーさん
しゅくろーさん

そうですね。
国語とか算数よりも苦手だった恋愛がなんで勝てる場所だったかというところですけど…
恋愛の発信してる人ってモテててきた人たちが多いですよね。

ふかやん
ふかやん

そういうイメージがあります。
女の子100人落としてきましたみたいな人のモテテクニックとか…

しゅくろーさん
しゅくろーさん

僕はモテてきてないからそういうテクニックはわからないんですよ。
だからそのポジションはもちろん無理だなと思いました。
でも失恋に関しては人の10倍ぐらいしてきてるんですよね。

ふかやん
ふかやん

モテじゃなくて失恋…

しゅくろーさん
しゅくろーさん

失敗談なら語れると思って、失敗から学ぶ恋愛というスタンスを取りました。
それに人って失敗談の方が好むじゃないですか。

ふかやん
ふかやん

確かにそれはあるかもしれないです。

しゅくろーさん
しゅくろーさん

あとよく友達顔だって言われるから、先生みたいに教えるより、横並びの友達側で「こういう失敗あるから気をつけろよ。俺は全部やっちゃったけど。」みたいなポジションを取りました。
失恋男子しゅくろーっていうキャラクターを作ったんです。

ふかやん
ふかやん

”恋愛”というジャンルの中でも空いてるポジションを見つけたんですね。

しゅくろーさん
しゅくろーさん

そういうことですね。
ポジションを見つけるということが勝ち筋を見つけるということかなと思います。

しゅくろーさん
しゅくろーさん

あとは当時、男性が女性向けとかカップル向けに恋愛の発信をしてる人が少なかったっていうのもありますね。

ふかやん
ふかやん

たしかに…

しゅくろーさん
しゅくろーさん

最初は男性向けのつもりだったんですよ。
彼女に振られてから女心の勉強をめちゃくちゃしたり、なんで失敗したのかってことを分析して…

僕と同じような失敗をしている男性に向けて「女性ってこう考えているんだよ」っていう発信をしてたんですよね。
でもそれが思った以上に女性の共感を得たんです。

ふかやん
ふかやん

勉強しまくった女心の部分に女性が共感したんですね。

しゅくろーさん
しゅくろーさん

そうです。
これが初めて女性にウケた瞬間でしたね(笑)

最初の戦略も大事だけどSNSの反応を見るのが大事。一番わかりやすいのは…

ふかやん
ふかやん

自分のやりたいこととか、得意なこととか…

「自分を分析する時間」と「世の中の需要を分析する時間」の両方が必要なんだなと感じたんですけど、どうバランスを取ったらいいと思いますか?

しゅくろーさん
しゅくろーさん

どうバランスを取ったらいいか…

ふかやん
ふかやん

自己分析ばかりになって、でもこれって活かせるのかな?って考えてしまって結局行動に移せないということがよくあると思うんですよ。

しゅくろーさん
しゅくろーさん

あ〜それはすごい共感できますね。
僕は結構完璧主義なところがあるから。
完全にここならいけるって思った場所じゃないと動き出せなかったりするんですよ。

しゅくろーさん
しゅくろーさん

でもそれってあんまりよくないなって思うようになりました。

ふかやん
ふかやん

やっぱり…そうですよね。

しゅくろーさん
しゅくろーさん

だから6割ぐらいで一回世に出してみるといいと思います。
世に出してみて、市場の反応をみてまた自分の戦略を深堀りしていくみたいな。
自分が思ってることと世の中の反応が違う時も結構あると思うので。

ふかやん
ふかやん

なるほど。
例えばSNSの反応をみて、ここに共感が多いんだって学んでいくみたいなことですか?

しゅくろーさん
しゅくろーさん

そうですね。
そういう意味ではTikTokってめっちゃ便利なツールだと思います。

ふかやん
ふかやん

TikTokがですか?
どうしてですか?

しゅくろーさん
しゅくろーさん

すぐ反応を見れるんですよ。
YouTubeほど作り込まなくても動画を出せるし、めっちゃ観られるじゃないですか。

ふかやん
ふかやん

確かに。
うち(emole)のSNSでもTikTokが1番みられてます。

しゅくろーさん
しゅくろーさん

だからPDCAすぐ回せるんで便利なんですよね。

メモ


ちなみにPDCAとは…

PDCAサイクルのことで、Plan(計画)・Do(実行)・Check(評価)・Action(改善)を繰り返すことによって、生産管理や品質管理などの管理業務を継続的に改善していく手法のこと。

ふかやん
ふかやん

TikTokっていつからやってたんですか?

しゅくろーさん
しゅくろーさん

2年ぐらい前かなと思います。
YouTubeより先にTikTokをやってたんですよ。

阪に帰省してる時に動画上げ始めて、地元から出る時にはフォロワー1万人ぐらいになってました。
帰省してる間にインフルエンサーになってましたね(笑)

ふかやん
ふかやん

すごい…!!
2年前ってまだ男性がTikTokをやるってそんなに多くなかったと思うんですけど、そこも戦略的に始めたんですか?

しゅくろーさん
しゅくろーさん

TikTokやろうと思ったのは、ある女の子と遊んだのがきっかけだったんですよ。

しゅくろーさん
しゅくろーさん

地元にいるような普通のギャルだったんですけど、その子がTikTokやってて、フォロワー見たら2,000人ぐらいいたんですよね。
なんでそんなにフォロワーいんの?って驚きました。

TikTokってこんなに観られるだ… じゃあもっとちゃんとやったら伸びるんじゃないかと思って始めたんですよ。

ふかやん
ふかやん

それで地元に帰ってる間にインフルエンサーになったんですね…
その時からYouTubeのアカウントはあったんですか?

しゅくろーさん
しゅくろーさん

動画は上げずにアカウント開設だけはしてました。
それでチャンネル登録者数が1,000人になったら動画上げますってTikTokで言ってたんですよ。

フォロワーが15万人ぐらいいるTikTokで言ってたので、YouTubeに1本目の動画が上がる時にはファンがいる状態でした。

ふかやん
ふかやん

それはめっちゃ強いですね。

しゅくろーさん
しゅくろーさん

それに動画の内容もTikTokで反応がよかった内容をYouTube版にしたらいいんで、考えやすかったですね。

ふかやん
ふかやん

そういう意味でTikTokは便利だったんですね。


勝てる場所を探す上で大事なことは空いているポジションを見つけること世の中の反応を見ること
一見不利なジャンルだったとしても、深堀りしていくことで思わぬポジションを見つけることができるかもしれません。

ただし、挑戦する前にたくさん戦略を立てるのも大事だけど、完璧な状態になってから始めようとすると時間がかかってしまいます。

ある程度のところで一回思い切って世に出してみるということも必要なんだということがわかりました。
そして世の中の反応を見るためのツールとしてもSNSが機能するということで、これを機にemoleのTikTokもより力を入れていきたいと思いました。

実はしゅくろーさんがTikToker時代から観ていた筆者。
あの撮影部屋に入ってウキウキと緊張で心臓が止まりかけました。
こんなペーペーの私にもお話を振っていただいたり、質問してくださったり… さすが女心マスターでした。