「有名になりたい!」 そう思った時に真っ先に思い浮かぶSNS。
SNSから新しいスターが生まれる時代になりました。
どんな人にも有名人になれるチャンスがやってきたわけです。
しかし誰もが発信者になることができるからこそ、競争率は年々上がってきています。
音楽活動していく中でも、やっぱりSNSは大事でさ、一応やってはいるよ!
でもあんまりフォロワーがいないし、フォロワーからファンになってくれる人もほんとに少ないんだよな。
なんかうまく活用する方法とかあんのかな。
簡単なようで意外と難しいよね。
今回はそんな君に紹介したい本があるよ!
おお!なんか役に立ちそう!
デジタル時代の基礎知識シリーズで、この本はSNSマーケティングの基礎知識を取り扱っているよ。
今回は本の一部をまとめて紹介!
エンタメ領域で活動するアーティストにも必要な知識を学んでいこう!
- SNSを使って有名になりたい!
- どんなことを投稿したらいいかわからない。
- SNSからファンを増やしたい!
目次
SNSマーケティングってどんな本?
そもそもマーケティングってどう意味かわかる?
わかるっちゃわかるけど、説明しろって言われると…
一言でいうと「売れる仕組みづくり」って感じかな!
なるほど!!
じゃあSNSマーケティングってのはSNSで売れる仕組みを作るってことだね!
そうだね! じゃあさっそく本の概要を説明するよ!
デジタル時代の基礎知識『SNSマーケティング』 第2版 「つながり」と「共感」で利益を生み出す新しいルールの概要
『SNSマーケティング』は初心者にもわかりやすく、SNSを効率的に活用する方法を紹介。
Facebook、Twitter、Instagram、LINE、YouTube…
各SNSの特徴を含む、SNSの基本的な知識やコンテンツのつくりかた、コンテンツの分析方法や、ファンとつながるSNS上のコミュニケーション、 SNS広告、炎上対策、そして運用効率を上げるためのツールが紹介されています。
冒頭でも話したように、年々競争率が高まっているSNS。
本書によると
”発信した情報が話題になりにくい時代”今は商品・サービスが成熟してt社との差別化が難しく、同じような新商品の発売情報があふれています。
かつてスポーツ飲料というカテゴリーがなかった時代は、ポカリスエットの発売が大きなニュースになり、多くの子どもたちはポカリスエットに夢中になりました。
しかし、今ではどの飲料メーカーからもスポーツ飲料が発売されており、たとえその中で新たなスポーツ飲料が発売されたとしても、もう当時のような大きな話題になることはありません。
これは企業向けの例え話だったけど、エンタメ領域でも同じことが言えるよね!
SNSでいくら発信していても、多くの情報に埋もれていってしまう。
うん。 特に無名のアーティストは話題になりにくいね…
どうしたらいいんだろ。
この本にはこんなことが書かれていたよ。
愛されるコミュニケーションを心がけよう
愛されるコミュニケーション?
SNSユーザーにとって「ありがたい」と思えるような発信をしていくことがファンをつくる上で大きなポイントになるってこと!
なるほど!
今回はこの”ユーザーファースト”を念頭に置きながら、効果的なコンテンツの作り方を抜粋してまとめるよ!
ユーザーから愛される投稿をしよう
SNSでうまくいくにはエンゲージメント率を上げるのは必須だよ!
エンゲージメント率ってなに?
エンゲージメントっていうのは愛着とか親近感のことを言うんだ。
だからエンゲージメント率って言うのはどれだけ愛着や親近感を持たれているかの指標のこと!
なるほど。 愛され度みたいなことだね。
そうだね!
ユーザーから愛されるには自分が話したいことを投稿するんじゃなくて、ユーザーが喜ぶような投稿をすることが大事なんだって。
でも喜ぶような投稿ってどんな投稿だろう…
どんな投稿が喜ばれるかは、エンゲージメント率が高いユーザーを見つけてどんな投稿をしているか参考にするといいよ!
エンゲージメント率の計算式
エンゲージメント率=(「いいね!」数➕コメント数)➗フォロワー数
自分が目指しているタイプのアーティストやインフルエンサーのエンゲージメント率を出してみるといいんじゃないかな?
なるほどな!
今の自分のエンゲージメント率と目標とするアーティストのエンゲージメント率を比べてみたり、そのアーティストの投稿を見てみたりするといいのか!
ファンの目に届いてる?アルゴリズムを知ろう!
SNSのニュースフィードは、頻繁に交流している友達や企業の投稿、興味のある記事が優先的に表示される仕組みがあるため、全ての投稿がファンに届いているとは限りません。
この仕組みをアルゴリズムって言うんだ。
なんか聞いたことはあるけどよくわからないな。
ある基準に従って優先度の高い情報が決められるんだよ。
その基準っていうのは?
正式に公開されているわけではないんだけど、各SNSによっていくつか優先度が上がる要素があるよ。
ここではTwitterとInstagramのアルゴリズムを抜粋して紹介するね!
Twitterの表示アルゴリズム
タイムラインには、「トップツイート」が優先的に表示されます。Twitter社によれば、トップツイートとは多くの人が強い関心を持つであろうと考えられるツイートであり、普段からたくさんのやりとりをするアカウントや反応したツイートなど、多くの要素に基づき、選択されます。多くの人に投稿を見てほしい場合、多くの「いいね!」やリツイートといった反応を得る必要があることがわかります。
Instagramの表示アルゴリズム
Instagramではアルゴリズムの要素として、「コンテンツに興味を持つ可能性の程度」「投稿がシェアされた日付」「投稿者との過去の交流」を挙げています。
・エンゲージメント(「いいね!」やコメントをどれだけ集めたか)
・関連性(フォロワーが興味のあるジャンル)
・関係性(フォロワーとのコミュニケーション頻度)
・適時性(最近の投稿かどうか)
・プロフィール検索
・そのほか、DMや滞在時間など
やっぱりユーザーの反応が大事だってことだよね?
そうだね。
ユーザーにとって有益な情報を与えられているかが大事だよ。
どのSNSにも共通しているのは、「利用者にとって興味を持てる内容か、有益な情報であるか」という視点で最適化されていること
でもどんな投稿がユーザーの興味を惹くのかな…
それは次の章で話すよ!
最高のコンテンツに共通する5大要素
実際に大きな反響がある投稿には次の5つの特徴があるらしんだ!
①タイムリーである
②親しみやすい
③共感できる
④役に立つ
⑤ユーザー参加型である
全部じゃなくてもいいんだな!
それならすぐに実践しやすいかも!
①タイムリーである
「タイムリーである」ためには、投稿を行うタイミング(記念日や時間、季節など)にあわせたテーマを盛り込む
クリスマスにはクリスマスらしいツイートをするとか?
そうだね! クリスマスの時の面白いエピソードをツイートしたりとか、Instagramだったらクリスマスカラーのコーディネートを載せたりとかかな!
あとは世の中のトレンドも把握しておくことも大事だよ!
例えばオリンピックとか、今流行りのアニメや漫画に関する話題とかね!
なるほど!
ただ季節のイベントだけ把握していてもダメなんだな。
②親しみやすい
ユーザーに親しみやすさを感じてもらえるようなコンテンツは、ユーザーとの距離感を縮めるために有効です。
ある海外のコーヒーチェーンブランドが日本に上陸した際には、内装準備中の店内の様子や、バリスタトレーニングの様子など「完成までの道のり」を紹介し、大きな反響をえていました。こうした「不完全さ」や「舞台裏」に対しても、親近感や期待感を抱いてもらえる可能性もあります。
「完成までの道のり」を見せると、やっぱり親近感が沸きやすいよね。
君なら、楽曲が出来上がるまでの行程をSNS上にあげるっていのも手だよね。
確かに!
親近感を持ってくれるかも! ライブ前の様子とかもありかな?
ありだと思うよ!
ファンは普段表舞台しか見れないから、裏側を見れると一気に親近感がわいてくるんじゃないかな。
③共感できる
コンテンツを見たユーザーに、「嬉しい」「懐かしい」「かわいい」「すごい」といった感情を抱いてもらえると、「いいね!」やコメント、シェアなどのアクティブな反応につながります。読者が感情表現(かわいい、懐かしい、感動する、驚く)しやすい要素を含むように心がけることが大切です。
「あるある」の投稿とか、人気だよね。
あー確かに。 うわー共感できる!ってなると思わず他の人に共有したくなるしな!
そうそう! 世間一般的なあるあるでもいいんだけど、音楽好きならではのあるあるとかでもいいかもね!
そのほうが音楽ファンが自分のコンテンツを見てくれるもんな!
元々増やしたいと思っているファン層をフォロワーにできるよね!
④役に立つ
商品やブランドにまつわるちょっとした豆知識も、有意義な情報としてユーザーに受け入れられやすく、シェアされやすいため、ファンの離脱防止や新たなファンの獲得に有効です。
ユーザーがすぐに実践したいなと思えるような情報があれば載せられるといいよね。
あるかな〜。
音楽活動で使えるオススメの機材とかそういうのでもいいんじゃないかな?
あ〜それならありかも!
難しかったら常に役立つ情報を更新し続ける必要はないと思うよ!
ただ役に立つだろうなと思うことはどんどん発信していこう。
⑤ユーザー参加型である
気軽に回答できる問いかけを通して、ユーザーに企画への参加体験を味わってもらうことだできます。例えば、「KAGOME」(カゴメ)のInstagramは、夏のお盆休み直前の夕方に2品の中華料理を挙げ、「レタスに〇〇を付けると長持ち!〇〇に入るものは?」と問いかけるコンテンツを投稿しました。その他、空の吹き出しにセリフを入れてもらうなどの「大喜利」なども、有効な方法の1つです。
そうだね。 コメント数が増えると話題にもなるし、さらにコメントしてもらえたりするよね。
面白いコメントは紹介してあげるとさらに盛り上がるよ。
ついコメントしたくなるような投稿だな!
そうだね! そういうユーザー参加しやすい機能は積極的に使うといいね。
インスタグラムとかTwitterには質問の機能とかあるよな! あれも使えそう!
SNSは誰もが使うツールですが、うまく活用できるかどうかで大きく変わります。
うまく活用できると活動の幅を一気に広げることができるものです。
今回は『SNSマーケティング』からコンテンツのつくりかたを紹介しました。
『SNSマーケティング』には他にも、各SNSの分析方法や、炎上対策についてなども書かれています。 本格的にSNSに力を入れたい方はぜひ読んでみてください。